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CA-Column

コラム

Ⅶ. その他

現代のCA(客室乗務員)就活生とSNS

ANA/JAL CAの就活生を見てきて7年目ですが、ちょっとした変化を感じているので今日はそこのシェアです。この変化をとらえれば、合格する人の特徴にもタッチできると思っています。

 

人との距離感を惑わすSNSという存在

コロナ禍の数年で一気にSNSが加速したと記憶していますが、すごく便利で、すごく危険だなと感じています。何に対して危険かというと、人との距離感です。ぱっとスマホを開けば、どんなに権威のある人でも、どんなに有名な人でも、いつも自分の元に出てきてくれる。親しみを込めて発信してくれている様は、まるで自分だけに言ってくれているかのように錯覚さえしてしまいますよね。そう、自分が普段触れ合わないエリアにいる人とも毎日触れ合えて身近に感じてしまう時代なんです。芸能人、医師、大学教授、何かの専門家、ピアニスト、歌手・・・本当に幅広い分野の人と友達(になった気)になれる時代。

知らなかった分野に気軽にタッチできてとても便利な時代なことは間違いない。ですが反面、人との距離感がバグってしまいがちなことはデメリットと言えるのだと思います。

対面でのリアルな関係性において自然に存在した境界線というものが、このSNSの世界では薄れてしまいます。お相手は初めて自分を知るのに、自分は毎日見ているから勝手に親近感がある。そんな状況が生まれやすい。

 

DMに見る境界線の消滅

例えば、私の身に起きたことのある例です。

・DMでいきなりタメ口(明らかに年下の方)
・DMで自己紹介なしで質問してくる
・DMで一方的に質問して答えても返事なし

「CAなりたいんですけど、どうしたら受かりますか?面接何聞かれます?」
「やっぱいいです」
「それ、うけたい」

こんな感じのDMが実際にありました。E-SKYにはこういった礼儀に疑問符がつく人はあまり来ませんが、たまーにあるんです、だから余計に驚きます。それがコロナ禍以降で増えました。これが冒頭でお伝えした変化です。
多くの人が距離感の感覚がおかしくなり、境界線が消えかけている。そう感じます。

DMを送る側は毎日見ているかもしれないけれど、送られる側は初めての人です。自己紹介や投稿の感想などから入るのが、ナチュラルなのではないかな。もちろん、発信者のキャラクターや発信内容によります。例えば、渡辺直美さんは会ったことがない人からもタメ口でコメントがバンバン流れてくるそういうカルチャーですよね。ライブやストーリーズはそういうものかもしれません。でも、現代版 手紙を初対面の人に渡すDMという行為は少し性格が違うのではないでしょうか。

距離感 = そのままコミュニケーションの癖
になります。面接官は見ています。なぜかというと・・

 

CAという仕事は「人」

CAという仕事は、人が 人と共に 人に対して する仕事だからです。マニュアルだけじゃできません。そして、お客様の心の距離感を適切に測りながら、安心感を届ける仕事です。

だから私は、コミュニケーションの「距離感」が取れるかどうかは人間力そのものだと思っています。

DMやコメント、日常の会話の中にその人の距離感って必ず出ます
CA志望の人ほど、ここを意識すると面接にも自然と強くなります。グループ面接でも、グループディスカッションでも、待合室でも、個人面接でも、そこはかとなく距離感の上手下手は伝わるもの。
「お!この子は上手に初対面の人と溶け合っていくな」
「この子は嫌味なくつっこみという自分のキャラを使って場を盛り上げられるな」
「この子はすぐにタメ口になって距離が近すぎるな」
そんなことを面接官は見ています。受験者は、何を言うか?に意識がいきがちですが、それ以上に大切にしているのは人間性です。世界中からご搭乗になる老若男女のお客様に心地良く接することができそうか、年齢や経歴が様々な先輩方とチームとしてうまくなじめるか、そこが何より大事なのが客室乗務職です。

 

「自分だったら・・」で考えられる人は強い

どんなにテクノロジーが進んだ時代になったとしても、人が人に対して直接する仕事であれば、「自分だったらどうだろう・・?」で考えられる人は変わることなく強いです。

「自分だったらどうされると嬉しいだろう?」
「自分だったらどんな言葉をかけられたら嬉しいだろう?」
「自分だったらこの場面ではどんな表情で聴いてもらえると安心して話せるかな?」
「自分だったらこの入り方は近すぎると感じるかな?」
「これくらいのツッコミは大丈夫かな?」

もし反応が微妙だったら、「先ほどは失礼しました」とかなんとか修正したらいいんです^^人間だから塩梅を見誤ることはあります。
とにかく自分だったら?で考える癖をつけることが、CA合格に近づく本質的なことだと思っています。

それが、グループディスカッションをうまく回すことにつながったり、質問の意図を考えて的確に返すことにつながったり、他者の話しをにこやかに感じ良く聴くことにつながるからです。

 

今後も増えるからこそ差をつけるのは簡単

これから先の時代はスマホの威力が増すことはあっても衰えることはあまり想像できませんよね。だからです、だから、距離感をわきまえている=コミュニケーションが心地よく取れる 人であれば、他の受験者と差がつきます。時代による変化を知って自分で対応していけば、合格は前よりも難易度が下がると言えます。勝手に周りが落ちていくからです。そう、人間らしい心地良い関係性を人と築くことが出来さえすれば、楽勝という時代ということです。

そのためには、まずは自分のコミュニケーションを点検する必要があります。自分では気づけないからです。そのためには、愛情をもって本当のことを言ってくれる人にフィードバックをもらうことです。家族は身内視点が入ってしまうのであまりお勧めしません。そのままで良いんだよと言う人も信頼できません、改善したいのに。職場の辛口上司、大学のキャリアセンターのやり手の人や教授、いませんか?人生経験が豊富な現役で社会で活躍する方を頼るのがお勧めです。

人との距離感、考えてみてくださいね!

距離感以外のマナーなどの変化については別記事でまとめたいと思います。

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