CAエントリーシート通りにくい表現「ビッグワード」について
エントリーシートや面接で多用される
「まとめ言葉」や「ビッグワード」と言われる言葉。
採用側からすると、その言葉の中身ってなんだろう?と気になります。
今日は、CA受験でよく使われる言葉の一つ、「臨機応変」を例に考えてみましょう。
採用側の気持ちを想像してみよう
「臨機応変に対応できることが強みです」
のような文を就職活動ではよく目にします。
エントリーシートでも面接でも。
良く使われる言葉ですし、便利な言葉です。
でも、使うのちょっと待って!
耳障りが良い言葉ほど、具体性が伴っていないと嘘くさいと感じてしまいますよ。
「じゃあ例えばどんなときに臨機応変に対応したの?」
「上辺だけの言葉じゃないの?」
「背伸びしてない?」
そんなふうに思われているかもしれません。
だってビッグワードやまとめ言葉は、抽象的だから。
エントリーシートに通過できない人は、
もしかしてこうしたまとめ言葉の自分の意図する内容を伝えきれていないのかもしれません。
臨機応変という言葉の中身
では、どんなふうに伝えたら良いの?ということですが、
臨機応変を例に挙げてみてみましょう。
まず、言葉の意味を別の言葉で把握します。
辞書が良いでしょう。
状況に応じた行動をとること。場合によってその対応を変えること。
(goo辞書)
そしたらね、
自分に質問するんです。
「どんなときに状況に応じた行動をとったの?」
「どんなことを考えてそういう行動をしたの?」
「自分のどういう点がその行動につながったと思う?」
という具合に。
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例)
「どんなときに状況に応じた行動をとった?」
→ 現職では事務的仕事が多いが、来客があったり上司の外出など
いつもと違う状況では人の動きをよく観察し、その時必要な準備や動きをした。
「どんなことを考えてそういう行動をしたの?」
→ 上司のアシスタントという立場ということもあり、常に自分がどう動いたら
上司がスムーズに仕事ができるかを考えて働いている。そのことが活きたと思う。
「自分のどういう点がその行動につながったと思う?」
→ 周りの動きをよく観察し、自分がどのように動いたら上司や周りの人がスムーズに仕事ができるかを常日頃から考えているため視野が広くなり思考力も付いた点。声を掛けるときには、相手が提案を受け取りやすいようにいつも笑顔を心がけている点。
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こんなふうに自分で深掘りすることができますね。
これらの実際の経験を語る時に出た具体的な言葉を使って表現する方が、何倍も聞きやすいんです。
よくね、皆さん、社会人らしい言葉を使わなくては!
とまとめ言葉を使うんですが、実社会ではその逆で。
しっかり考えて考察が深い人ほど、言葉は平易に誰でもわかる言葉で説明しています。
背伸びしている人ほど難しい言葉を使いたがる法則・・・(苦笑)
だから、安心して平たい言葉で語ってくださいね。
ただし、実際のな経験から出てきた言葉ですよ!
他にはどんな言葉がある?
他にどのようなまとめ言葉があるか見てみましょう。
これらはとてもよく使われますが、この言葉の説明が具体的に自分の言葉で無いと心に刺さらないので気をつけてください。
どうでしたか?
ぎくっとした方も多いはず。
エントリーシートになかなか通らないという人は、言葉のチョイス・説明を少し変えるだけで見違えるかもしれません。
参考にしてくださいね!
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