9・11に思う < 客室乗務員の仕事とは >
9月11日ですね。
毎年この日になると思い出します。
それは、テレビに映し出される、飛行機が高層ビルに突っ込むという風景。
を、横になって寝ぼけ眼で見ている私。
です。
9月11日新人CAだった私
2001年9月、私は入社し独り立ちして毎回緊張感に包まれたフライトをしている頃でした。
その日は、翌日が早いパターンだったため21時頃就寝したのですがなかなか眠れず、「今回も眠れずに早朝フライトか・・」と思っていました。あまりに眠れないためふとテレビをつけたのです。
するとそこには、衝撃の映像がありました。
CNNで放送していると思われる映像が日本のニュースで繰り返し放映されていて。現実的ではない映像を前に私は思考停止。映画か何か?そんな気持ちですぐにテレビを消して目を閉じました。
9・11以降の変化
翌朝の客室部のことはもう覚えていません。
当時、羽田ベースは国際線が無く国内線のみだったため、そこまでの混乱はなかったように思います。一方、成田ベースでは・・・想像に難くない大変な状況だったと聞いています。
このテロがあって何日後のことかもう思い出せないのですが、航空機にまつわる様々なことが一変しました。一番大きかったのは、「何が起こってもコックピットは開けない」ということだと思います。それまではハイジャックがあった際、コックピットを開けて交渉したり等なされていましたが、911以降は何があってもコックピットは開けない、つまり操縦桿を渡さないということに規定が変更されました。
このことを聞いてCAを目指すあなたはどう思うでしょうか?
CAの仕事とは
改めて、CAの仕事の土台は「お客様の安全を守ること」だと思い知らされますね。
「世界一のサービスを提供したい」などの夢はあると思いますが、まずもって土台は安全。その土台の上にサービスが乗っているようなイメージなのではないでしょうか、CAの仕事というのは。
また、有事の際に自分の命を賭してお客様という他人を守る覚悟があるのか?一度問うてみると良いかと思います。このように安全について深く考えた人は、面接で話す内容にも重みが生まれると思います。
今日も世界の空が安全でありますように。
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